母の娘にしてもらって半世紀
子どもの頃、多忙な母が時々作ってくれたパンの香りは今でも覚え
実家を離れて四半世紀
同時に私もパンをよく焼くようになる
最近は母から度々オーダーがくる
「贈り物にしたいから」
「お礼がしたいから」
「差し入れするから」
いちばん多いのは
「お父さんがあれが食べたいって」
そして今年に入ってからだろうか、
「私も食べたいから送ってほしい」
と
一方、娘たちに母にしてもらって四半世紀
天然酵母パン焼き初心者の頃は硬いパンしか焼けなくて
長女からはよく「やわらかいパンがたべたいよぉ〜」と嘆かれ
誕生日には「ミスタードーナツ!」とねだられた
そして今春の彼女の25歳の誕生日便リクエストの子たちはハード
「だって、あげたらなくなる」と、、、
二女は最近、パンとお通じの関係性について考えるらしく
「もし、パンが食べられなくなったら、、どうなる?」と
、、さぁ、どうなる??
そして高校生の頃とさほど変わらず飽きもせず、時々朝用昼用バイ
どこかで食べている(お弁当も自分で作っております)
母と娘たちと
パンが繋いでくれる当たり前のような当たり前でない日常
今日も朝からパン焼きで始まり
パン仕込みで終わる
「おいしい」が聞きたくて
「うれしい」をお届けしたくて10年
ドタバタだけど
身近な大切な人たちも巻き込んで
パン焼きのしあわせな母の日の日曜日の夜が更けてゆく
あまり遅くならないうちに母に電話を入れるとしよう
次の便の子たちのことはまだナイショ